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■URL
http://java.sun.com/j2ee/j2sdkee-beta/index.html
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2001-07/sunflash.20010716.2.html
米Sun Microsystemsは16日、企業向けJava環境「Java 2 Platform, Enterprise Edition 」(J2EE)の1.3ベータ2の提供を開始したと発表した。新版では、分散コンポーネントの新しい仕様「Enterprise JavaBeans (EJB) 2.0」を含むほか、クロスプラットフォームへの移植性、開発や導入の簡易化、性能強化などが図られている。
EJB 2.0には、メッセージング用ミドルウェア「Java Messaging Service」(JMS)を組み込んだほか、コンテナ管理の永続性の向上、情報の検索や交換を行なうためのクエリー言語の追加、オブジェクト指向プロトコル「Inter-ORB Protocol 」(IIOP)を介したEJBコンポーネントの相互運用性向上などが図られている。
また、J2EE 1.3ベータ2のソフトウェア開発キット(SDK)では、XML対応の強化、性能や柔軟性の向上、移植性やJ2EEサーバー間での相互運用性の向上などが図られている。XMLへの対応強化では、「Java API for XML Parsing」(JAXP)により、XMLパーサー向けのプラグ&プレイに対応したほか、「Java Servlet」と「JavaServer Pages」(JSP)に基づく動的なWeb出版向けのXML変換やフィルター機能に対応した。
Sunによると、最近、J2EE SDKのダウンロード件数は100万件に達したという。これらのうち、J2EE SDK 1.3ベータのダウンロード件数が10万件以上を占めている。J2EEのライセンス企業は2001年には20社で、2000年の9社から倍増している。
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(2001/7/17)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]