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JDCとC&R、デジタルコンテンツを対象としたファンド募集を8月より開始

■URL
http://www.jdc.jp/

土井宏文JDC社長

 株式会社ジャパン・デジタル・コンテンツ(JDC)と株式会社クリーク・アンド・リバー(C&R)は、デジタルコンテンツの開発投資事業「第2東京マルチメディアファンド(TMF2)」の募集を8月1日より開始する。応募期間は9月30日まで(当日消印有効)。

 同事業は、デジタルコンテンツ制作会社の企画に資金を供給するため、ファンドを使っての投資に加え、企画開発段階でのアドバイスから流通・配信先の確保といった制作者サポートを行なうものだ。

 TMF2の対象は、デジタルコンテンツ全般で、エンタテイメント系からビジネス系までジャンルは問わない。ファンドの総額は7億円。投資可能金額は製作資金の75%を上限とする。ただし1社あたりの投資金額の上限は7,000万円。制作物の著作権などの権利は原則として、制作者に帰属する。投資資金は、投資額の100%以上までTMF2が優先的に回収し、100%以上はTMF2と制作者で分配する。なお、TMF2の回収総額が投資金額の300%に達した場合、制作者は契約を終了できる。

 JDCでは、すでに「TMF1」を提供しているが、実績は32案件(内訳はエンタテインメント系4割、ゲーム系2割、教育系2割、ビジネス情報系2割)で、既に14案件は投資額の100%超を果たしているという。なお、C&RはTMF2の企画募集からコンテンツ制作、作品リリースまでのトータルプロデュースおよびコンサルティングを全面的にサポートする。

 同事業についてJDCの土井宏文代表取締役社長は「利益を吸い上げられていた小さなソフト会社にとっては非常に収益期待が大きいファンド」と述べ、優良なコンテンツ提供とファンドとしての収益確保の両面での成功を目指す姿勢を示した。

(2001/7/17)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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