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■URL
http://www.ntt-east.co.jp/biportable/ (NTT東日本Biportableトライアル)
なぜマイクロソフトのブース内で展示されているかというと、単に「PDA端末にWindows CEが採用されているから」。「『ぱそまる2001』では、NTT東日本もブースを出展。Biportableもきちんと紹介しますから、見に来てください」とのこと |
無線LAN分野では、2.4GHz帯を利用したシステムのほか、5.2GHz帯のものも実用化へ向けた開発が進められている。マイクロソフトのブースの片隅では、NTT東日本などが進めている公衆無線アクセスサービス実験「Biportable」が紹介されていた。Biportableでは、NTT情報流通基盤総合研究所が開発した最大36Mbpsの無線技術「AWA(Advanced Wireless Access)」を利用。動画もスムーズに受信・再生できるのが売りの一つで、展示でもその点をアピールしていた。
用意されている端末は、ノートパソコンにAWAの無線カードを組み込んだものと、フィールド実験でも投入されているPDAタイプの端末。会場では、基地局に対してこれら2台しか接続されていないため、36Mbpsの帯域にも余裕がある。帯域保証されているというノートパソコンのほうでは、2Mbpsの動画がきれいに再生されていた。一方、PDAでは期待していたほどのクオリティではなく、かなりコマ落ちしているしているようだ。ただし、これは回線が原因ではなく、PDAの処理能力がボトルネックになっているためだという。今後はフィールド実験を通じてユーザーの声を集めながら、端末自体の性能を検討していく必要があるとしている。
(2001/7/18)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]