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■URL
http://www.kaytec.co.jp/ (ケイテック)
向かって右にあるのが、無線子機一式のパッケージ。1子機あたりの価格は5万円弱で、導入規模により割り引かれる |
ケイテックでは、米OTC Telecomの無線システムによるホテル向けのブロードバンドアクセスソリューション「AirEZY」を紹介している。
ホテル内向けのソリューションとしては、DSL技術による導入例が知られているが、PBXを経由する電話網では利用できなかったり、あらかじめ各室にスプリッターやモデムを用意する必要があるなどのデメリットがあるという。
これに対してAirEZYでは、無線ということで電話回線の制約を受けない。無線基地局についても、ホテルの規模にもよるが、1フロアに1カ所程度設置すればいいという。また、利用したい宿泊者だけに無線子機を貸し出せば、あとは客室内に限らず、ロビーやレストランなど、ホテル内の場所を選ばずに利用してもらえる点も強みだ。
無線子機は、トランシーバーのような外づけタイプで、パソコンとRJ-45ケーブルで接続する。電源が必要になるが、シリアル端子経由でパソコンから供給できるように専用のケーブルも用意されている。各子機にはMACアドレスが割り振られており、これを基にユーザー認証が行なわれる仕組みだ。「Pollingプロトコル」によって“隠れ端末”を防止できるほか、利用者に均等に帯域を割り当てる機能も備えている。
なお、海外ではすでに「CROWN PLAZA」というホテルチェーンでAirEZYの導入例があるとしているが、国内ではこれから販売していく予定だ。
(2001/7/18)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]