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http://media.aoltimewarner.com/media/cb_press_view.cfm?release_num=55252082
米Amazon.comと米America Online(AOL)は23日、複数年にわたる戦略的提携関係に入ったことを発表した。この提携は1997年以来両社が結んでいるマーケティングにおける提携関係を拡大するものだ。
両社はまず、Amazon.comが開発したeコマースのプラットフォームをAOLのオンラインショップを改良するために利用する。ショッピングサイト「Shop＠AOL」やAOL.com、ConpuServe、Netscape.comなどの店舗が大幅に改良され、2002年のホリデーシーズンまでには利用できるようにする予定だ。この改良によりAOLのオンラインショップ利用者は、Amazon.comが開発した検索機能やカスタマイズ機能、商品の価格比較、レーティング機能、利用者による評価機能などを利用できるようになる。
またAmazon.comは、AOLをもっとも推奨するISPとして顧客に推薦していくことを約束した。Amazon.comはサイト内においていつでもAOLのソフトウェアをダウンロードすることができるようにし、同時にAOLの製品やサービスを宣伝する。また、AOLの保有するAOL.com．Netscape.com、CompuServeなどにおいてAmazon.comの商品が宣伝されることも合意された。
これに加えAOLはAmazon.comに対して1億ドルの出資を行なったことを発表した。また、今後両社は協力してマーケティングを行なうほか、顧客の認証システムや電子財布サービスなどについても国際的な提携関係に発展させることを含めて共同して研究していく。なお、Amazon.comはAOLに対して自社開発のさまざまな技術を提供していくが、今後もAmazon.comはその技術を独占的に保有する権利を持つ。
この提携についてAOL会長/CEOのBarry Schuler氏は「Amazon.comはオンラインの世界では最もすばらしいユーザー体験を提供するショッピングサイトのひとつだ。我々の提携パートナーが提供する幅広い種類の商品からして、サイバースペースの中で最もすばらしいオンラインショッピングを体験できるサイトを作ることになるだろう」とコメントした。
(2001/7/24)
[Reported by taiga@scientist.com]