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■URL
http://www.superscape.com/templates/press_room/press_2nd.php?pressid=55
MPU大手の英ARMは24日、英Superscapeの3D技術のライセンスを受けることを発表した。ARMはこの3D技術を2.5世代以上の携帯電話に搭載することで、携帯電話の上でエンターテイメント、ナビゲーションやその他のメッセージシステムを3Dで表示する新種のアプリケーションの実現を目指す。
Superscapeの3D技術は、小さなファイルサイズで高品質な画像を表示するというもので、現在、携帯電話用の3D技術を特許出願中である。同社は長年インターネットやスタンドアローンソフト用の3D技術を開発してきている。この技術には3D画像を表示するための核となる「エンジン」のほかに、3Dコンテンツを編集するための技術も含まれており、Javaなどのテクノロジーとの相性も良いとされる。一方のARMはJavaアプリを高速に実行する環境である「Jazelle」技術を開発していることでも知られている。
ARMの最高戦略責任者のJamie Urquhart氏は「我々がSuperscapeとこのような関係を結ぶ理由は、素早く、しかも効果的にこの革新的な新技術を次世代の携帯電話を製造しているARMのパートナー企業に提供することにある。この新技術はネットワークの帯域幅の限界や、消費電力や価格の制限のある現在の携帯電話機の限界を克服し、消費者にまったく新しく、幅広いジャンルのアプリケーションを提供するだろう」とコメントした。
(2001/7/25)
[Reported by taiga@scientist.com]