【調査結果】

ADSL契約数、2002年には418万へ拡大見込み~ECR調査

■URL
http://www.ec-r.co.jp/press/index.htm (プレスリリース)

 イーシーリサーチ株式会社(以下ECR)は31日、「国内ブロードバンドアクセス市場実績と予測」を発表した。調査は、経済産業省や電子情報技術産業協会(JEITA)などが実施している公的調査資料を基本情報とし、ISPやキャリアなど関連企業へのインタビュー調査などを行ない、実状に近いデータを算出するという同社独自の形式で行なわれた。

 調査結果によると、2000年のインターネット接続契約数は2,247万で、そのうち、ADSLやCATVなどブロードバンドの接続契約数は197万と前年同期比の2.07倍となっている。さらに2001年には、Yahoo!BBがサービスを開始し、So-netなどISP各社もそれに追随し安価なADSLサービスを提供するほか、NTT東西の「Bフレッツ」の提供などFTTHサービスも活発化することなどから、ブロードバンドの接続契約数は420万に達すると予測している。さらに、ブロードバンドサービスの低価格化とサービスメニューの充実が起因となり、2004年には、インターネット接続契約数の46.6%となる1,461万までブロードバンドアクセスが拡大するとしている。

 また、ブロードバンドの接続契約数で成長が目立つのはADSL市場で、特に2001年から2002年にかけては飛躍的に成長し、115万から418万へと急拡大する見込みだという。成長要因について、ECRシニアアナリストの三浦和義氏は「2002年で418万は決して大きな数字ではない。@niftyは1999年の1年間で300万の契約数を獲得している。Yahoo!BBの低価格戦略は、知名度や既存ポータルサービスのユーザー数などの潜在能力を見る限り、市場を拡大させる可能性は十分ある」と分析している。

(2001/7/31)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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