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【新製品】

ネットカフェでも「ドミノ」へのアクセスが可能に
ロータスが「ノーツ」のウェブ版クライアントを用意

■URL
http://www.lotus.co.jp/home.nsf/Content/DN1_iNotes_010731

 ロータスは31日、グループウェア「ロータスドミノ」のメールおよびPIM機能をウェブブラウザーから利用できる「ロータスiノーツWebアクセス」を8月10日より提供すると発表した。

 同社ではドミノの専用クライアントソフトとして「ノーツ」を用意しているが、iノーツはこれを補完する“セカンドクライアント”という位置づけだ。すなわち、広く普及しているウェブブラウザーからのアクセスにも対応したことで、ノーツの既存ユーザーが、外出先のネットカフェや友人のPCなど一時的に利用する環境からでもドミノにアクセスできるわけだ。また、1台のPCを複数の社員で共有しているオフィスや、それほど高度な機能を必要としない職場では、はじめからノーツの代わりに導入することを想定している。これにより、専用クライアントを利用するよりもコストの低減が期待できるという。

 現時点でiノーツで提供されるのは、メール機能とカレンダー、スケジュール、タスク管理、アドレス帳、メモ帳という基本的なPIM機能のみだ。ただし、「他社のウェブメールソリューションに対する単なる対抗製品ではない」(ロータスの安田誠代表取締役社長)としており、「これを入口として、専用クライアントに近づける努力をしていく」(マーケティング本部製品統括課長の松尾邦夫氏)考えだ。

 iノーツは、「ロータスドミノサーバー R5.0.8」に無償で同梱され、「ドミノクライアントライセンス」(9,000円)を持つユーサーが利用できる。なお、現在のバージョンで対応するウェブブラウザーは、Internet Explorer 5.01以上となる。

「ロータスiノーツWebアクセス」のスケジュール入力画面(左)。DHTMLにより、リロードすることなくスケジュールの更新が反映される。メール作成画面(右)では、ActiveXを採用。ドラッグ&ドロップでファイルを添付できるほか、リッチテキストの表示も可能だ

(2001/7/31)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp