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NTT東日本など、地理情報と「タウンページ」を連動した広告実験を開始

■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0108/010802.html (リリース)
http://towny.e-machi.gr.jp/ (NTT東日本による実験用サイト)
http://itp.ne.jp/ (インターネットタウンページ)

実験サイトから。地図上の店舗アイコンをポインタで示すと、下に情報が表示される
 東日本電信電話株式会社(以下NTT東日本)とエヌ・ティ・ティ番号情報株式会社(以下NTT-BJ)は、「インターネット広告サービス向けGIS情報流通プラットフォーム」の実証実験を8月3日より開始する。

 “GIS”とは地理情報システム(Geographic Information System)の略称で、今回の実験では地図上に位置情報やタウンページの情報、広告情報などを表示できるプラットフォームを構築し、これで情報発信を行なうものとなる。このプラットフォームは石川県金沢市でこの5月まで実施していた「FTTH金沢トライアル実験」で基本機能を検証したアプリケーションを活用して作られたもので、地図データをベースに、店舗情報・ルート情報などの複数のデータベースサーバーからの情報を組み合わせて表示できる点が特徴だ。またテンプレートを利用して、簡単に即時更新型の情報発信が可能となっている。

 実験は東京23区内を対象エリアとして、「タウンページ」の登録情報・22万5,000件の中から、生活関連業種の店舗や施設など約4万3,000件を地図上にマーク表示する。情報を閲覧するユーザーは、地図の範囲内の店舗情報を検索したり、住所や店名からの位置情報検索やルート検索、周辺の短時間天気予報(10分後から最大180分後までを対象)といった情報が得られる。閲覧はWindows版Internet Explorer5.0以降を使用していれば誰でも可能だ。また広告発信側として実験に参加する店舗(インターネットタウンページ用の有料広告システム「タウンページクラブ」の会員店舗が対象)は、テンプレートを用いて店舗情報を記入、地図と連動して掲載することができる。商品やサービスの案内のほか、割引クーポン券を発行したり、期間限定のセール告知などが可能となっている。またiモード・Lモードにも、10月をめどに対応する予定。

 NTT東日本とNTT-BJはこの実験を2002年の3月末まで実施し、その後は本格的な事業化を図る方向だ。

(2001/8/2)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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