【教育】

資格試験向けのWeb講座「公務員Web」が9月に開講

■URL
http://www.daieinet.com/
http://1-1wbt.com/ (公務員Web)

教材のデモ画面。SVG形式でグラフや図形に簡単に動きを加えられる
 大栄教育システム株式会社は、9月1日から資格試験対策のeラーニング講座「公務員受験Webスクール」を開始すると発表した。

 同社は中国・四国地方でビジネススキルや資格取得についての教育事業を展開しており、資格試験関連スクールや、大学課外講座への講座提供や企業研修などを中心とした事業を行なっている。これまでは通学形態、および集合クラスでの講座提供が主体だったが、今後eラーニング分野にも積極的に展開する方向で、その第一弾として座「公務員受験Webスクール」(以下「公務員Web」)を開始する形だ。

 「公務員Web」では、地方上級・国家II種・裁判所II種などの試験合格を目指す受験生を対象に、数的推理、判断推理、ミクロ・マクロ経済学、民法、憲法、行政法の6講座を提供する。基本はWebベースドトレーニングで、XMLで構築した教材を使った学習となる。XMLで構築したことで、個別の補習問題を表示させたり、紙の教材からWebベースの教材への転換が容易になった。また数式やグラフ、図形などでSVG形式を採用し、図形に動きを持たせて理解度を高めたり、グラフや数式などの拡大・縮小・印刷が簡単かつ美しく表示できる点を特徴としている。教材の表示にはAdobe社の「SGV Viewer」をプラグインとしてインストールする必要がある。
 教材の内容は同社の通学講座で実際に教えている講師が作成する。講師は生徒へのチューター役も担い、1to1の指導を行なっていくことで、生徒のコース脱落を防ぐ狙いもある。

 「公務員Web」は約6ヶ月を標準学習期間とし、受講料は模擬試験を含め1教科1万5,000円から。複数の教科受講では料金が割引になり、6科目すべてを受講するコースの受講料は6万5,000円となる。大栄教育システムでは当初は同社の通学生の補習用や、大学課外講座への導入を主なターゲットとする予定で、2003年度に6,500名の生徒獲得、約3億円の売上げを目標とする。なお、「公務員Web」の生徒にも土日や長期休暇を生かしたスクーリングなどを行なうため、当面は中国・四国地方での展開が主体になるという。

(2001/8/9)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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