|
■URL
http://directory.google.com/intl/ja/
検索サイト「Google」日本語版は、ディレクトリー検索機能「ウェブディレクトリ」のベータ版提供を開始した。以前からGoogleの英語版で「Google Web Directory」として提供していた機能を、日本向けにもスタートした形だ。
これは米Netscapeが運営する“人力ディレクトリープロジェクト”である「Open Directory Project」(以下ODP)のデータを利用し、適合度の高いサイト順に表示する機能だ。通常のディレクトリー検索の場合、表示されるサイトは50音順やアルファベット順で並んでいる場合が多く、どのサイトが充実しているか、重要なのかといった点は分かりにくい面があった。「ウェブディレクトリ」の場合、ODPのデータにGoogleのウリである「PageRank」技術を適用し、重要度順にサイトを表示できるようになった。
「ウェブディレクトリ」は直接同コーナーにアクセスして検索するほか、Google本体での検索にもすでに統合されており、検索キーワードが該当するカテゴリーがある場合は、検索結果の上部に「カテゴリー」として表示される。加えて、各サイトの解説に「内容:」として簡単なサイト紹介文が付く形だ。また「ウェブディレクトリ」収録の各サイトには重要度を示すバーが付いており、該当カテゴリーでの重要度が分かる仕組みとなっている。
ODPは1997年に開始され、現在2万人のボランティアの参加と、150万件に上るサイトデータを収録している。Googleは「ウェブディレクトリ」機能を加えたことで、より精度の高い検索結果の提供が可能になったとしている。
ウェブディレクトリでの検索結果。重要度が各サイトに緑色のグラフで示される | ウェブディレクトリに収録されたサイトの検索結果。赤線で囲んだ部分がウェブディレクトリ内のカテゴリーと解説になる |
◎関連記事
■GoogleのCEOにEric Schmidt氏(前Novell社CEO)が就任
(2001/8/14)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]