【提携】

米TIと米RealNetworksが提携拡大、TIのDSPにRealAudioなどを組み込み

■URL
http://www.realnetworks.com/company/pressroom/pr/2001/ti_dsp.html?src=noref,rnhmpg_080301,rnhmtn,nosrc
http://www.ti.com/sc/docs/news/2001/01138.htm

 米Texas Instruments(TI)と米RealNetworksは13日、両社の提携を拡大し、DSPベースのビデオインフラ機器やブロードバンド対応のビデオ装置などに、ストリーミング音声/動画ソリューションを組み込むと発表した。これらの機器として、セットトップボックス(STB)やネットワーク対応のビデオ、パーソナルビデオ録画機、ストリーミングメディアサーバー、IPベースのTV電話などを対象としている。

 両社提携の一環として、TIのDSPプラットフォーム「TMS320C6000」にRealNetworksの「RealAudio」と「RealVideo」を組み込む。これにより、家電メーカーやビデオ機器メーカーがDSP「C6000」を使って、消費者にインターネット上で利用可能な音声/動画番組に簡単にアクセスできる製品を提供できるようになる。TIは、RealAudioとRealVideoを組み込んだDSP「C6000」を2001年第4四半期に出荷開始する予定だ。

 TIとRealNetworksは今年1月、次世代の携帯機器やデジタルオーディオ機器向けにマルチメディアソリューションを提供することで提携しており、今回の発表はこれを拡大するもの。

 今回の提携について、TIの世界戦略マーケティング部門のマネージャーを務めるPradeep Bardia氏は「RealNetworksとの提携強化により、インターネット上のストリーミングメディアの85%以上を利用可能にするインターフェイスを提供できる。当社顧客にとっては、他社製品と差別化した次世代のブロードバンドビデオストリーミング製品を迅速に市場投入できるようになる」とアピールしている。

(2001/8/14)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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