【新サービス】

NTTコム、VXMLを利用した音声情報サービス「Vポータル」を開始

■URL
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2001NEWS/0008/0816.html

 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、VoiceXML(VXML)を使った音声によるインターネット情報検索サービス「Vポータル」のトライアルサービスを開始した。操作性の向上や応答フローなどのノウハウの蓄積を目指す。NTT東西の加入電話、公衆電話、およびNTTドコモの携帯電話から、全国統一番号「0570-0033-03」にかけることで利用できる。料金は、一般電話で10円/90秒、携帯電話で10円/14秒(いずれも昼間の料金)。

 「Vポータル」は、VXMLとIP技術をベースとした「OCN Voice Edition」の一環で、どこからでもどんな通信手段でもつながるユビキタスネットワークを目指している。今回提供されるコンテンツは、ニュースや天気案内、乗換案内、占いなど8ジャンル11コンテンツ。NTTコムによると、東京証券取引所提供の株価情報を除いて、オリジナルのコンテンツとのことだ。

 VXMLを使った音声情報サービスは、すでに日本テレコムが「Voizi(ボイジー)」のトライアル提供を開始しているほか、ベンチャー企業の電話放送局が「大阪ボイスポータル実証実験サービス」を行なっている。後発となった「Vポータル」では、「戻る」「ヘルプ」などの共通コマンドや、コンテンツ利用中に他のコンテンツ名を発話することで、スタートメニューに戻ることなく移動できる「ジャンプ機能」などを実装し、利便性を高めている。なお、「Vポータル」の音声認識率は、およそ90%以上だという。また、従来の機械合成音声では、聞き取りにくいとして、あらかじめ録音された単語や音声合成を採用している。

 今後は、OCNユーザー向けにPIM機能やメール読み上げ機能を有料で提供していくという。また、9月にはコンテンツプロバイダーに対して、コンテンツコンテストを実施する予定だ。NTTコムによると、VXMLは「2週間も勉強すれば使いこなせる簡単な言語」だという。

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(2001/8/20)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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