【調査結果】

世界の家庭インターネット利用者は第2四半期に4億5,900万人に増加~米調査結果

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http://www.nielsen-netratings.com/

 米Nielsen//NetRatingsは27日、2001年第2四半期における世界の家庭インターネット利用者数や普及率に関する調査結果を発表した。それによると、世界の家庭インターネット利用者は第2四半期に4億5,900万人に達し、第1四半期に比べて3,000万人増加した。

 地域別では、米国とカナダを含む北米が世界のインターネット人口全体の40%を占めており、第1四半期の41%に比べて微減した。欧州/中東/アフリカ地域の人口比率は前期と同じ27%、アジア太平洋地域では2ポイント増の22%、中南米では前期と同じ4%だった。

 Nielsen//NetRatingsの調査分析部門のRichard Goosey主任は「韓国やスウェーデン、オーストラリアでは、電話を持つ家庭のPC普及率は約65%。しかし、先進国である欧州市場では、ドイツの48%、英国の46%、イタリアの41%、フランスの34%など、普及が遅れている。これらの市場では人口や可処分所得が多く、PCメーカーに大きな機会を提供しており、マーケティングを強化すれば、普及率を最大50%に高めることができる」と分析している。

 さらにGoosey氏は、他の欧州市場やアジア太平洋地域においても大きな成長機会を得られるとともに、PCの普及率が低いアルゼンチンやブラジル、メキシコ、南米などでも長期的には普及の遅れを取り戻すことができると指摘している。

(2001/8/28)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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