【事業計画】

米Dialpadが無制限の無料通話を廃止、無料通話ビジネスは衰退へ

■URL
http://www.dialpad.com/

 米Dialpadが8月30日をもって米国内への無制限の無料通話サービスを廃止したことが会員に送付されたメールによって明らかになった。今後当分の間は月額一定額を支払うことで米国内への無料通話が行なえるが、その後は無料通話時間が制限されるという。また、米国外居住者は改めて「Dialpadworld」サービスに加入しなくてはならない。

 Dialpadは、1999年にサービスを開始した無料インターネット電話サービス。Webに表示されるJavaアプレットによるインターネット電話ソフトによって米国内に世界中から無料で通話することができた。1999年当時は無料で長距離通話できるという概念が一般的でなかったため、Dialpadのサービスは一世を風靡し、同様のサービスを提供する多くのベンチャー企業が誕生するきっかけとなった。

 最近まではNet2PhoneやGo2Callなど現在無制限に一般電話に対して無料通話できるサービスが存在していたが、ビジネスモデルの不透明感とハイテク不況が相まって軒並み有料サービスへと舵を切っており、最後まで無制限の無料サービスを続けていたDialpadもが有料になったことでインターネット電話市場は無料から有料へと完全にシフトしたことになる。現在無料通話サービスを行なっている企業はどこも数時間の無料通話権を与えるにとどまっており、今後もこの傾向は続くことだろう。

 Dialpadでは今後もPCからPCへの無料通話サービスは続けるほか、インターネット電話による国際通話料金も日本から米国まで1分0.029ドル(約3分10円)と安く抑えられている。

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(2001/9/2)

[Reported by taiga@scientist.com]


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