【調査結果】

米国の10代にとってインターネットは重要な学習環境~米調査

■URL
http://www.pewinternet.org/reports/toc.asp?Report=39

 非営利調査機関の米Pew Internet & American Life Projectは1日、インターネットは10代の若者にとって重要な学習環境になっているとの調査報告を発表した。同調査は12~17歳の若者754人を対象に実施したもの。それによると、10代の若者はインターネットを教室以外で勉強するために使っている一方、教室での重要性も増しているという。

 同調査によると、10代の94%がインターネットを宿題に使っており、78%は宿題の助けになると信じている。インターネットを使っている10代のうち、最近の課題やレポートをこなすための主な情報源としてインターネットを使ったのは71%で、電子メールやインスタントメッセージを使って宿題について教師や同級生と連絡をとったのは41%。

 また、インターネットを使っている10代のうち、オンライン学習のためにダウンロードしたことのあるのは34%で、レポートや試験のカンニングにインターネットを使っている人を知っていると答えたのは18%。また、学校の課題でWebページを作成したことのあるのは17%だった。

 これら若者の両親を対象にした調査結果によると、両親の87%はインターネットが宿題の助けになるとしており、93%は新しい物事を学習するのに役立つと信じている。インターネットが子供に良いと考えている両親は55%、悪いと考えているのは6%、全く効果がないと考えているのは38%。子供が成功するためにはインターネットの利用方法を学習することが不可欠だと答えたのは55%、重要だと答えたのは40%となっている。また、両親の28%が、子供や教師と連絡するために電子メールを使ったことがあると答えている。

(2001/9/3)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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