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知的財産のマーケットプレイス米yet2.comにNTTドコモとシャープが参加

■URL
http://www.yet2.com/

 知的財産の国際的なマーケットプレイスである米yet2.comは4日、NTTドコモとシャープが特許技術や知的財産をライセンス契約するためにyet2.comに参加すると発表した。同市場には、これまでに日本からはトヨタ自動車や日立製作所、東芝などが参加して知的資産を掲載しており、NTTドコモとシャープはこれに加わることになる。

 yet2.comによると、参加企業の研究開発支出を合わせると世界全体の15%にも及ぶという。これらの参加企業に対し、yet2.comは異なる業界の売り手と買い手を結びつける、複数の業界に渡る知的財産の国際的な取引市場を提供している。

 yet2.comを通じて、企業は世界中の買い手に技術を容易に販売できる一方で、他社から購入して研究開発に利用することができる。yet2.comは、技術の移管手続きを短縮したり、研究開発の効率向上を図る、あらゆる規模の企業や個人が参加できる。

 yet2.comの創設者でCEOを務めるChris De Bleser氏は「NTTドコモとシャープの参加により、日本企業が参加企業の約35%を占めるようになる。当社は世界中の企業に対し、技術の移管手続きを簡易化することで、企業の研究開発に対する投資の回収を最大限にする」とコメントした。

 このほか、yet2.comには、旭ガラスやデンソー、花王、三菱化成、三菱重工、三井化学、NEC、大阪ガス、住友化学などの日本企業が参加している。

(2001/9/5)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net / taiga@scientist.com]


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