【ソフト・配信】

PowerPointの書類を軽量化して配信する「impatica」

■URL
http://www.intack.co.jp/intack_01/products.html

インタックの宮崎龍彦社長
 株式会社インタックは、カナダimpatica社のコンテンツ変換ソフト「impatica for PowerPoint 日本語版」(以下「impatica」)を、9月20日より発売すると発表した。

 これはプレゼンテーションソフトの代表的存在「Microsoft PowerPoint」(以下PowerPoint」)のファイル(.ppt形式)を、簡単な操作で10分の1から20分の1に圧縮・変換し、Webコンテンツとしての配信やメールでの送信を可能にするソフトだ。「Microsoft PowerPoint」はファイルをHTML形式で保存する機能を持つが、この場合ファイルの容量が元のファイルの約1.5倍になってしまい、また手動のスライドショー形式でしか表示できないという問題があった。「impatica」はこうした問題を解消し、ファイル容量を大幅に圧縮できることに加え、ナレーションやアニメーション、スライド操作などを備えた自動進行型のスライドショーを可能にしている。またJavaアプレットを利用して再生する形となるため、特別なプラグインを必要とせずに配信・再生が可能な点も特徴だ。ファイルは独自の「.imp」形式で保存され、Webサーバーにアップすれば、アクセスしたユーザーがクリックするだけで自動的に再生が始まる。なお圧縮率はナレーションなどPowerPointファイル中の音声を、どの程度の音質に設定するかで左右される。

 「impatica」は1年間の使用権を含むライセンス販売形式で販売され、価格はオープンプライスだが、最大20ユーザーまで対応可能のミニマムパックで200万円、ユーザー数無制限のプレミアムパックで1,000万円が推定実勢価格としている。インタックでは初年度に150セットの販売を目標としている。なお「impatica」の動作環境はWindows95/98/Me/NT/2000、および「PowerPoint2000日本語版」に対応している。作成したimp形式のファイルは、「Internet Explorer 3.0」以降か「Netscape 2.0」以降をインストールしてあれば、Windows、Macintoshなどほとんどの環境で再生可能だ。

(2001/9/18)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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