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■URL
http://www.google.com/press/zeitgeist/9-11-search.html
米国で9月11日に発生した同時多発テロ事件だが、今週GoogleやLycosなどのサーチエンジンに入力された検索語のほとんどがテロ事件に関連していることが判明した。利用者の事件に対する関心が浮き彫りになると共に、インターネットが最新情報を検索するツールとして活発に利用されていることが分かる。
Googleが毎週発表している利用動向統計の今週版では、9月10日に始まる週にもっとも増加率の高かった検索語は1.ノストラダムス、2.CNN、3.世界貿易センターとなっており、10位まで全てが事件に関連していた。特に11日だけを見ると、上位500位までの検索語のうち80%がテロ事件関連だったという。Googleが9月11日分に今回特別にまとめた集計では、当日最も多かった検索語は「CNN」で、特に事件発生直後の9時26分から10時06分(米国東部時間)までの間には1分間に平均約6,000回「CNN」が検索されていた。事件発生直後には「CNN」のほかに「World Trade Center」「Pentagon」などの検索語が急激に伸びたものの、時間が経つにつれて減っていき、逆に「nostradamus(ノストラダムス)」「osama bin laden(オサマ・ビン・ラディン)」などの検索語が時間の経過と共に増えていった。
Lycosの発表でも9月15日に終わる週の上位には1.ノストラダムス、2.世界貿易センター、3.オサマ・ビン・ラディンとなっており、上位7位までがすべてテロ事件関連だった。いずれのサーチエンジンでも「ノストラダムス」が上位に上がっているが、これはノストラダムスが世界貿易センタービルの崩壊を予言していたという間違った噂がインターネットで広まったためで、もともとは1990年代にカナダのBrock Universityの大学生が考え出した作り話だという。
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(2001/9/19)
[Reported by taiga@scientist.com]