【事業計画】

米SingingfishのストリーミングサーチエンジンがRealNetworksに採用される

■URL
http://www.singingfish.com/

 仏Thomson multimediaの子会社である米Singingfishは25日、同社のストリーミング検索サービスがRealNetworksに採用されたことを発表した。この検索サービスはRealNetworksが24日発表した新しいマルチメディアプレーヤ「RealOne Player」に統合される。RealNetworksはこれまでも同社の再生ソフトにExciteなどのマルチメディア検索サービスを統合していたが、大手ポータルサイト以外の検索サービスとの統合は初めてとなる。

 Singingfishは、インターネット上にあるストリーミングメディアコンテンツを検索できるサーチエンジンで、現在700万以上のストリーミングメディアのメタデータを保有する同社によれば「世界最大」のサーチエンジンだ。希望するコンテンツに関連する言葉を入力すると、Singingfishは最も的確な内容をもつストリーミングメディアやダウンロード可能なデジタルファイルをリストアップする。検索結果はメディアフォーマット、ビットレート、再生時間の長さ、そしてコンテンツの内容のジャンルやカテゴリー別に分類されて表示される。8月1日のバージョンアップでは、AppleのQuickTimeフォーマットもサポートされるようになった。

 この提携についてSingingfishの社長Mike Behlke氏は「RealNetworksを顧客として確保できたことによって、我々は業界の中でも最も多くのストリーミングメディア視聴者に達することができるようになり、ストリーミングメディア検索サービスでスタンダードとなることができるだろう」とコメントした。

(2001/9/26)

[Reported by taiga@scientist.com]


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