【調査結果】

北米のxDSL市場は2001年上半期に44%減少~米調査

■URL
http://www.rhk.com/pressrelease.asp?id=137

 米RHKは25日、北米におけるxDSL市場は2001年上半期に7億2,900万ドル規模に縮小たしとの調査報告を発表した。2000年上半期の7億7,800万ドルと比べると6%の減少、2000年下半期の13億ドルと比べると半数近い44%の大幅減少となる。

 メーカー別では、Alcatelが市場シェアを前年は47%から49%に高め、首位に返り咲いた。第2位は米Lucentで市場シェアを前年の13%から19%に高めた。3位は米Ciscoでシェアは前年と同じだった。

 今回の調査では、xDSL市場にADSLやSDSL、G.shdslなどを含めている。ADSLが売上全体の92.3%を占め、SDSLが7.2%を占めている。今後、SDSL市場で最大の導入業者である地域通信会社やデータ通信会社がxDSL事業から撤退するため、SDSLの割合はさらに減少する見込み。

 G.shdslは今年2月に承認された新規格で、2001年上半期にxDSL市場に占める割合はわずか0.5%。2002年までは大幅に成長することはないとみられている。しかし、RHKの上級アナリストであるKen Twist氏は「G.shdslはやがて、対称通信技術としてSDSLに置き換わるだろう。現在の市場状況により出足は鈍かったが、互換性や伝送距離の長さ、ノイズに強いことなど、魅力的な特徴がある」と予測している。

(2001/9/27)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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