【音楽配信】

音楽配信サービスの米MusicNet、技術プラットフォームを提携会社に提供

■URL
http://www.musicnet.com/press.html

 米MusicNetは27日、デジタル音楽配信で提携する米AOLと米RealNetworksに技術プラットフォームを提供開始したと発表した。両社は将来の音楽配信サービス提供に向けて、このプラットフォームを自社システムに組み込む。

 MusicNetの技術プラットフォームは、米RealNetworksのサポートを得て、MusicNetの技術陣が開発したもの。「RealSystem Media Commerce Suite」によるデジタル著作権管理機能を備え、コンテンツのストリーミング配信とダウンロードに対応する。さらに、セキュリティ機能やP2Pファイル交換機能、電子商取引などに向けたレポート機能、アカウント/著作権管理機能、顧客サービスへの対応機能、先進的な検索機能などを備えている。

 MusicNetは併せて、同社のプラットフォームや技術機能を試用してもらうため、限定公開することを明らかにした。試用版は無料で、報道陣やアナリストなどのユーザー約500人対象に、10月5日から30日間の運用試験を行なう。

 MusicNetのRichard Wolpert戦略アドバイザーは「今回の発表は、当社にとって重要なマイルストンだ。当初設定した予定日に、当社のプラットフォームを配信パートナーに提供できてうれしい」とコメント。

 MusicNetは現在、大手レコード会社のBMGやEMI, Warner Music Group、Zombaと提携しており、各社の音楽コンテンツを配信する予定だ。

(2001/9/27)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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