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■URL
http://www.epep.jp/
幕張で開催されている情報家電とIT機器の総合展覧会「CEATEC」において、2002年春から開始される、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送、およびインターネットを統合した貯蓄型メディアサービス「ep」(旧ePFネット) のサービス概要が披露された。イーピー株式会社のブース(6B23)を中心に、株式会社東芝(5A18)、松下電器産業株式会社(6AB20)、株式会社日立製作所(4A01)、三洋電機株式会社(5A10)、シャープ株式会社(4B11)、日本ビクター株式会社(4A08)、富士通株式会社(8B09)の各ブースで関連サービスを紹介するイーピーポイントが展開されている。
「ep」サービスの中心となる専用セットトップボックス(STB)「eSTB」が、松下電器産業のブースにて参考出品されている。このSTBには、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送用のチューナー、40GB程度のハードディスク、および56kモデムが内蔵されている。ハードディスクのうち20GBに、ショッピングや旅行情報、趣味・生活情報などのデータが自動保存され、テレビ番組を見ながらリアルタイムに関連情報を表示することができる。また、残りの20GBは、ユーザーエリアとして開放され、番組を録画するハードディスクレコーダーとなる。さらに、Webブラウズやメールの送受信が可能だ。
主なサービス展開として、ショッピングの場合、BS/CS放送で放映された商品の情報をHDD内のデータベースから検索し、インターネット経由で購入したり、教育利用の場合、英会話番組を見ながら、HDD内のテキストを使い、インターネット経由でテストや添削が受けられるサービスがある。この他、美容やグルメなどの生活情報、映画や音楽などの娯楽、オンライントレード、オークションなどが予定されている。
今後は、HDDの大容量化や、2003年開始の地上波デジタル放送対応、ADSLやFTTHといったブロードバンド対応、課金型のコンテンツ配信サービスなどに進化する予定だ。2001年9月現在、イーピー株式会社には、民放各局、スカイパーフェクト・コミュニケーションズ、ワウワウなどの放送会社や、ソニー、ダスキン、楽天、日本IBM、KDDI、東京三菱銀行などが出資している。
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(2001/10/3)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]