【提携】

インターネットサービスで協業

マイクロソフトとNEC、提携を強化

■URL
http://www.nec.co.jp/ (NEC)
http://www.microsoft.com/japan/(マイクロソフト)

(右)マイクロソフト会長 ビル・ゲイツ氏
(左)NEC社長 西垣浩司氏

 マイクロソフト株式会社、日本電気株式会社(NEC)、NECソフト株式会社、NECシステムテクノロジー株式会社の4社は16日、サーバー分野での提携を結んだ。NECとマイクロソフトは既に、エンタープライズサーバー分野の製品の開発協業に関する提携を1997年8月に結んでおり、今回はそれに加えて「SIサポート協業」「インターネットサービス協業」の提携も発表された。今回の提携には「.NET」やXMLなどのウェブサービスやオンラインストレージなど今後重要となる技術の共同開発が含まれている。

 製品の開発協業については、NAS(Network Attached Storage)やファイバーチャネルを用いて接続していたSAN(Storage Area Network)を1Gbpsや10Gbpsの高速なネットワークに接続できる次世代ストレージや、多重化のためのフォール・トレラント・サーバーなどの開発を共同で進める。SIサポートの協業については、Windows Server/.NET Enterprise Serverをベースとしたシステムのコンサルティングサービスや構築の支援などを行なうサポートセンターセンターを共同で開設した。

 そしてインターネットサービス協業については、ウェブサービス技術「Microsoft .NET」を共同で推し進める。NECのiDC内に.NETをベースとしたハウジングやホスティングサービスのサーバーを設置。.NETの専門家チームを組織してセキュリティー技術などの開発を行ない、PocketPCをはじめとするPDAや携帯電話などのモバイル機器にも.NET技術を応用。現在のドキュメント形式の主流をHTMLからXMLに移行させて、Enterprise Serverとモバイル機器で情報がやりとりができるように開発を進めるという。

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(2001/10/16)

[Reported by adachi@impress.co.jp]


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