【ソフトウェア】

オープンソースブラウザー「Mozilla 1.0」の発表迫る
〜「Mozilla 1.0 宣言」発表される

■URL
http://www.mozilla.org/roadmap/mozilla-1.0.html

 Netscapeから生まれたオープンソースブラウザー「Mozilla」のバージョン1.0の発表が迫ってきたようだ。現在のバージョンは「0.9.5」だが、17日にはMozillaの情報を統括するWebサイト「Mozilla.org」において開発管理組織Mozilla OrganisationのBrendan Eich氏が「Mozilla 1.0 manifesto(宣言)」を発表したからだ。この中でBrendan Eich氏はMozilla開発の実質的な総責任者として「今後6カ月以内」にバージョン1.0を発表する必要があるとの見解を明らかにした。

 このMozilla 1.0宣言では、Mozilla 1.0がどのような役割をもつブラウザーとなるべきかを定義している。それによるとMozilla 1.0は、Mozilla.orgから発表されるブラウザー、アプリケーションスイート、プラットフォームとしての初めてのメジャーバージョン番号を有するリリースとなること、ふさわしい品質を保ち、これまで発表されたどのバージョンよりも安定しなければならないこと、それにMozilla開発者たちの評判がかかっていることを指摘した。

 さらにMozillaプラットフォームの普及のために重要なこととして、Mozilla 1.0の発表により、MozillaプラットフォームのAPIをバージョン2.0に至るまではしばらく固定し、このAPIを使って開発者、企業などが安心して開発に専念できるようにすることをあげた。したがってMozilla 1.0以降、さまざまなバグフィックス、機能の追加などが行なわれるとしても、APIのインターフェイス部分は固定されるということだ。現在もMozillaプラットフォームを使ってインターネットアプライアンスなどをさまざまな企業が開発しているが、APIが固定されていないこと、将来への不安感が開発者たちの大きな負担となっていた。

 Mozilla 1.0を発表するまでには依然として多くの重大なバグが残されており、これらは開発者たちの精力的な努力によって除去されなければならない。「宣言」ではいくつかの重要なバグが列挙され、開発者たちに奮起を促している。

 その上でBrendan Eich氏は、開発企業、書籍の執筆者、その他からのフィードバックによれば多くの人が「1.0」のブランドを必要としているとして、Mozilla 1.0の発表の時期は「今後6カ月以内」が妥当であるとの見解を明らかにした。

 この「Mozilla 1.0 宣言」はバージョン1.0に至るまでの現在までに判明した問題点を明確にしたものだが、Brendan Eich氏はこの文書そのものにもフィードバックが必要で、将来アップデートする可能性があることを記している。

(2001/10/18)

[Reported by taiga@scientist.com]


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