【調査結果】

テロや炭疽菌への懸念からFBIや米司法省などへのトラフィックが急増~米調査

■URL
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_011019.pdf

 米Nielsen//NetRatingsは19日、10月8日~14日のWeb視聴率調査結果を発表した。この1週間には、家庭ユーザーが炭疽菌やテロ関連の情報を求めてインターネットにアクセスし、米連邦捜査局(FBI)や米司法省などの政府関連サイトへのトラフィックが急増した。 米疫病管理センターにアクセスしたユニークユーザー数は、118%増の51万5,000人に達した。それらのうち59%が、炭疽菌に感染した場合の症状や診断、治療法に関するページにアクセスした。

 米連邦捜査局の公式サイトである「FBI.gov」へのトラフィックは518%増加し、ユニークユーザー数は前週の14万7,000人から90万8,000人に急増した。ユーザーの67%は、指名手配されたテロリストの写真や背景を掲載したページにアクセスし、25%はウサマ・ビンラディンの情報を掲載したページにアクセスした。また、司法省サイトのユニークユーザー数は62%増の22万7,000人に達しており、それらのうち39%は指名手配犯の写真や経歴を掲載したページにアクセスした。

 NetRatingsのAllen Weiner副社長は「最近の事件について不正確な報道もあり、信頼できる情報への需要が高まっている。政府のWebサイトはユーザーを啓蒙するという大きな役割を果たしており、正確な情報が得られるまでのガイダンスを提供している」とコメントした。

(2001/10/22)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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