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■URL
http://www.napster.com/pressroom/pr/011023.html
独Bertelsmannの電子商取引事業部門Bertelsmann eCommerce Group(BeCG)は23日、米Napsterと技術プラットフォームのライセンス契約を結んだと発表した。BeCGはNapsterのP2P機能を除いた、新しいセキュリティ強化版のライセンスを受け、音楽サービス会社BeMusicの中核技術として採用する。
BeMusicは、オンラインCD販売の「CDNOW」や、オンライン音楽保管サービスの「myplay」、北米最大規模のレコードクラブBMG Music Serviceの「BMG Direct」からなる音楽サービス会社。これらを合わせた会員および顧客は2,3000万人で、これら会員・顧客向けの音楽サービスにNapsterの技術を用いる。
Napsterプラットフォームのセキュリティ強化版を使って、BeMusicの会員は著作権所有者の権利を保護したサービスを簡単に利用できるようになる。P2P機能は含まれていないが、Napsterのプラットフォームでは、インスタントメッセージング(IM)やホットリスト、チャット、プレイリスト、音楽ライブラリ検索などの機能を備えている。これらはBeMusicのサービスに組み込まれ、楽曲のダウンロードやストリーミング配信、デジタルロッカーサービス、会員制サービス、オンライン販売などを利用できるようになる。
BeCGのAndreas Schmidt社長兼CEOは「Napsterのプラットフォームは数百万人の音楽ファンにテストされており、信頼性が高く簡単に使える技術だと見なされている。新しいセキュリティ強化版は、Napsterコミュニティや著作権所有者からのフィードバックを反映させている。BeMusicはこの新たなプラットフォームを使って新サービスを開発し、安全なデジタル音楽配信の普及を促進したい」と語った。
(2001/10/24)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]