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■URL
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2001-10/sunflash.20011023.1.html
http://www.sun.com/software/sunone/siteindex.html
米Sun Microsystemsは23日、Sunの推進するWebサービスである「Sun ONE」関連製品を発表した。
Sun ONEは、Webサービスアプリケーションを実現するためのオープンなプラットフォームで、Microsoftの推進する「.NET」に対抗するものと位置づけられている。
今回発表されたのは、CD4枚組のSun ONEスターターキットで、これにはSun ONE環境向けにWebサービスを開発し展開するために必要となるソフト一式や技術文献が含まれている。さらにインスタントメッセージのセキュリティーを向上した「iPlanet Portal Server」が発表されたほか、Solaris8上で「iPlanet Application Server」を動作させる際のライセンスも改訂、XMLのさまざまな標準規格やSOAPをJavaAPIを通してサポートすることも合わせて発表された。
さらに今後Sun ONEがどのようにWebサービスを展開していくかを示すロードマップも発表された。それによると来年2002年にはまず企業内のプライベートなイントラネットやエクストラネット環境の中にWebサービスを配備するための方法に焦点が当てられることになる。既存のビジネスプロセスをWebサービスとして開発し直し、それらを企業の中からどこでも利用できるようにすることを目指す。具体的な製品としては「Solaris9」、多言語に対応した統合開発環境「Forte」、そして機能を拡張した「iPlanet Directory Server」などが挙げられている。2003年になると企業の中にとどまらず、オープンな環境の中のあらゆるサービスを、自らのアプリケーションの中に統合するための仕組みに焦点が当てられる。この時期になると公開されたディレクトリーの中にサービスが登録され宣伝されることになる。
Sunがこのような製品の発表行なったのは、Microsoftが同日付けで.NET関連製品を大量に発表することになっていたからだと考えられる。Webサービスをめくってインターネットビジネスは激変しており、MicrosoftとSun両陣営のせめぎ合いはますます加熱しそうだ。
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(2001/10/24)
[Reported by taiga@scientist.com]