【調査結果】

オンライン金融サービス利用者の半数は「口座統合に懸念なし」~米調査

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http://www.jmm.com/xp/jmm/press/2001/pr_102401.xml

 米Jupiter Media Metrixは24日、米国におけるオンライン金融サービスの利用に関する調査報告を発表した。オンライン金融サービスを利用する米国人の45%は、口座を1つの金融機関にまとめることに大きな懸念はないと考えている。バンキングや融資、証券、保険といったさまざまな金融サービスが統合されて成熟するにつれ、消費者は口座を1つの金融機関にまとめるようになるとJupiterは見ている。

 JupiterのアナリストであるRaj Dhinsa氏は「金融機関が幅広い商品やサービスを提供するという金融管理モデルが、オンライン金融サービス会社の整理統合を加速する。米国は1人当たりの銀行数が最も多い国であり、金融機関は顧客との長期的関係を維持して、ますます競争が激化する市場で生き残るため、顧客に合わせて高度にカスタマイズしたサービスを提供する必要がある」と指摘。

 同調査によると、口座統合に対する懸念として、制度的な不安定性(18%)、過剰な販売勧誘(11%)、口座の移行に要する労力(11%)などが挙げられた。しかし、Jupiterのアナリストは、これらの懸念はやがて解消され、業界の整理統合や収斂が急速に進むと見ている。

(2001/10/25)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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