【トラブル・事件】

「国内線ドットコム」、顧客メールアドレス2,990人分が流出

■URL
http://www.kokunaisen.com/

「国内線ドットコム」の謝罪文。TOPページの左下に掲載されている

 国内線航空券販売サイトの「国内線ドットコム」は、同社が運営するメールサービスにおいて、登録者のメールアドレスが約2,990人分流出したことを発表した。

 このメールサービスは、不定期で送信されており、今回は国内線ドットコムが年末年始の航空券の売り出し開始を案内するために、送信しようとしたメール。国内線ドットコムの会員数2万7,000人のうち、メールの送信を希望する2万2,000人が対象だ。10月25日午後4時半頃メールの送信を始め、数時間後流出が発覚し、メール送信は途中で停止された。実際に流出したメールアドレスは、2,990人分。

 国内線ドットコムのメール送信は、一斉配信できるシステムだったのだが、このメール配信システムの操作を誤ってしまったのが原因だという。配信希望者2万2,000人を1,000人毎に分けて一斉送信を行なっていた為、このメールを受け取ってしまった人はそれぞれ、自分を除く999人分のメールアドレスがヘッダに記載されていた。国内線ドットコムでは、「メールの送信途中で、このメールを受けとった国内線ドットコムの社員がヘッダを見たところ、大量のメールアドレスが発見されたので即座にメールの送信を中止した」という。

 今後の対応としては、ミスが起きないようなシンプルな送信システムの開発を行なうか、若しくはメール送信をアウトソーシングする方向で検討しているという。国内線ドットコムによると「さらに、送信前のダブルチェックを行ない、二度とこのようなことがないようにシステム改善を行なう」という。また、メールを受信してしまったユーザーへは、メールを削除するように依頼と謝罪を兼ねたメールの送信を行ない、Webのトップページには謝罪文を掲載している。

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(2001/10/26)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp / Watchers]


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