【サービス/eラーニング】

教室はインターネットカフェ、追ってeラーニングにも対応

ハッピーコム、女性向けのITスクールを開講

■URL
http://www.happycom.co.jp/

ハッピーコムの戸田社長
 ITスキルアップ支援事業を展開する株式会社ハッピーコムは、11月1日にプロ養成IT教育機関「ハッピーコムウィメンズスクール」の開講を発表した。

 これは出産や育児で仕事を離れた主婦や独立開業を目指す女性などを対象に、ITスキル取得を目標とした教育を行なうものだ。PC初心者向けというよりも、ある程度のPCスキルや社会経験を持った女性が、実践で活躍できるITスキルやコミュニケーションのノウハウを身に付けたり、仕事復帰のためのブラッシュアップを行なうといった面に重点を置いている。そのため講座も、Webデザイナー・Webディレクターに必要な企画書の書き方やマーケティング知識、作業の進め方などを身に付ける「マーケティング講座」や「Web企画講座」、生徒に高い満足感を与えるための「パソコンインストラクター講座」、PC量販店などで初心者の女性向けに商品案内やセッティングを行なう「PCコンシェルジェ養成講座」など、独自の内容のものが主体となっている。

 講座は1日3時間のコースを週1回、計4回(1ヶ月)で1講座が完結する形をとり、受講料は5万円を予定している。当初は渋谷のインターネットカフェ「Necca」で定期的な講座を開催し、追って短大や企業、各施設などへ講師を派遣しての講習も展開する予定だ。またIT系スクール事業を展開するデジタルハリウッド株式会社、および学校法人小山学園テラハウスICAと提携し、ソフト操作やWebデザインといったPCスキル面でのカリキュラムも受講可能にするほか、2002年度にはeラーニングにも対応する予定だ。なお講座の卒業生には、習得した技術を生かせる仕事を仲介するエージェント業務も併せて提供し、実践の場を作っていくという。

 ハッピーコムの戸田江里子社長は、スクール開設について「仕事復帰を考えている主婦や女性に向けて、講座内容や期間なども含め無駄のないプログラムを提供し、女性の活躍の場を増やしたい」と抱負を語った。「ハッピーコムウィメンズスクール」では、2003年3月までに受講生1,000名(eラーニング、派遣講座を含む)、5,000万円の売上げを目標としている。

(2001/11/1)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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