【教育】

ドコモAOL、家庭向けに「インターネット安全キャンペーン」を展開

■URL
http://www.aol.co.jp/control/

「6つの約束」の全文
 株式会社ドコモAOL(以下AOL)は、「インターネット安全キャンペーン」を11月から来年4月までの6ヶ月間で実施すると発表した。家庭に向けて子供がインターネットを安全に利用できるための情報やツールを提供する。

 文部科学省の新学習指導要綱によって、2002年4月より小・中学校のPC・インターネット教育が本格的に導入される。AOLではこれによって家庭での子供のインターネット利用が拡大すると見て、“子供と一緒に安心して使えるサービス”としてAOLの存在をアピールし、安全なオンライン環境実現に寄与するためにキャンペーンを展開する形となる。こうしたキャンペーンは米AOLなどでは以前から行なわれていたが、日本では初めてのものだという。

 キャンペーンでは、まず「インターネットを安全に使うための6つの約束」を提唱する。子供がインターネット上でのコミュニケーションを安全に行なうために考えられたもので、「インターネットで知り合った人に、自分の名前、住所、電話番号、学校の名前を、ぜったいに教えないこと」「自分のパスワードは、お父さんやお母さん以外、だれにも教えないこと。ともだちにだってダメだ」など、子供がオンラインで体験する恐れのある事項について、注意を促す内容となっている。AOLではこの「6つの約束」をプリントしたマウスパッドや定規、CD-ROMなどをセットにした「AOLインターネット安全キット」を会員や希望者に配布し、意識を高めることを狙う。

右から中村社長、AOLバイスプレジデントのブレット・ウェイン氏
 またAOLでは、スクリーンネーム(1アカウントで7つまで設定可能)ごとにアクセスコントロールが設定できる。このため、子供一人ずつに適切なレベルでアクセス制限ができる点が特徴だ。例えば12歳以下の場合、推奨サイトのみの表示やインスタントメッセージを禁止するなどの設定が可能となっている。さらにネット上で不適切な言動・行動を発見したり迷惑行為を受けた場合、「オンライン110番」で相談することもできる。
 AOLでは今回、こうした機能や「6つの約束」、キッズチャンネルの概要などをまとめたビデオ「これはまもってネット」を作成した。このビデオは「パワーパフガールズ」などカートゥーンネットワークの人気キャラクターたちがインターネットの安全性を呼びかける楽しい内容となっており、これを学校や各種団体に無料で配布する予定だ。「インターネット安全キット」にもこのビデオは同梱される。また11月24日の札幌市を皮切りに、全国12都市で「親子で楽しむインターネットセミナー」の開催を予定しており、セミナーを通じた呼びかけも行なっていく。

 ドコモAOLの代表取締役・中村稔氏は「小中学校でのIT教育導入で、今まで以上に家庭でのインターネット活用が注目されている。まず親に“6つの約束”の内容を理解してもらい、子供と一緒に安全なインターネットを体験してほしい」としている。

(2001/11/7)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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