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■URL
http://www.gracenote.com/press/2001110600.html
音楽識別サービスの米Gracenoteは6日、P2P型のデジタル音楽配信ネットワークに対応する音楽管理ソリューションを提供開始したと発表した。同社の音楽識別サービス「CDDB Music Recognition Service」を通じて、デジタル音楽の識別やデータ管理サービスを提供する。同社は2001年3月、デジタル音楽サービスの米NapsterにCDDBサービスを提供する契約を結んでおり、これを拡張するものとなる。
このシステムは、複数の階層からなる識別技術を用いることで、識別の成功率や照合速度を最大限にするとともに、システムリソースの使用を最小限にできるというもの。一度識別すれば、1,300万曲からなるCDDBデータベースの構成要素である、独自のタグ「Gracenote Track Unique Identifier」がファイルに付けられる。システムはこのIDを使って、著作権使用料の支払いや関連コンテンツの配信を容易に行なうことができる。
GracenoteのCEOを務めるDavid Hyman氏は「このソリューションは、当社のデータベース技術を拡張したもので、次世代の合法的なP2Pネットワークへと道を敷くものだ」とコメントした。
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(2001/11/7)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]