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7日、NTTドコモなど6社が発起人となり「ビジュアルコミュニケーション推進協議会」が設立された。テレビ会議をなどのビジュアルコミュニケーションの普及と環境整備を推進することを目的としている。
これまでのテレビ会議システムでは、サービス初期の64kbpsによるサービスが「マイナス効果」を与えており、「使えない高いもの」といったイメージがあったとしている。一方、現在ではブロードバンドインフラが普及してきてはいるものの、「ビジュアルコミュニケーションへの本格的応用は携帯電話の実験サービスがある程度に止まっている」。このような状況に対して、通信キャリアやシステムベンダー、システムインテグレーターなど異なる分野の企業が連携することで、技術的課題や標準化のための制度的課題に取り組むことが求められているという。
発起人にはNTTドコモのほか、タンバーグ、TV会議ユーザズフォーラム、トーメンサイバービジネス、シャープ、ポリコムが名を連ねている。設立時点での参加企業は15社で、1年以内に50社以上の参加を予定している。当初は、IT関連の展示会への出展やセミナーの開催など、啓蒙活動が中心となっている。
(2001/11/7)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]