【調査結果】

米ネット利用者数が1994年の調査以来初めて横ばいに~米調査

■URL
http://www.harrisinteractive.com/harris_poll/index.asp?PID=266

 市場調査会社の米Harris Interactiveが7日に発表した調査結果によると、米国で家庭、職場、学校などでインターネットを利用している人の割合が64%となっており、2000年の調査以来変化していないことが明らかになった。1994年のインターネット利用者数の調査開始以来、インターネット利用者数に一年間変化がなかったのは初めてのことだ。

 インターネット利用者数は1995年には9%、1997年には30%、1998年には56%、そして昨年は63%へと着実に増加し続けていた。今年の数字は64%で昨年の63%に比べて1%増加しているように見えるが、Harris Interactiveによるとこの増加は統計的に重要な意味を持たないという。

 また別の調査では、米国でコンピューター利用者数が73%であることが判明している。この数字も1年前の74%とさして変わりはない。またコンピューターを使っている人の88%がインターネットを使用しており、12%は使用していないという結果も出ている。

 この統計についてHarris Interactiveはプレスリリースの中で「インターネットがここ12カ月の間に利用者数を増やすことができなかったというこの失敗が単なる一旦停止なのか、それとも今後増加に転じるのか、あるいは一時の間増加することなく平坦なグラフが続くのかどうかはただ歴史をみるほかはないだろう」とコメントした。

(2001/11/8)

[Reported by taiga@scientist.com]


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