【調査結果】

年末商戦におけるオンラインショッピングの出足は低調~米調査

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 米Jupiter Media Metrixは7日、今年ホリデーシーズンにおけるオンラインショッピングの出足は鈍いとの調査報告を発表した。米国のオンライン購入者のうち、まだ74%がオンラインでのギフトについて検討も購入もしておらず、既に購入を済ませたのはわずか8%に過ぎない。しかし、小売り業者がオンラインと実店舗のどちらでも利用できるようにするにつれ、消費者のショッピング利用は増えるとJupiterは見ている。

 Jupiterの調査によると、実店舗型小売り業者の40%がオンラインでもギフトを提供しているか、リストを掲載している。オンラインで見られる最も一般的なものは、ホリデーや誕生日を対象とした汎用的なギフトリストで、75%を占めている。続いて、結婚祝いのプレゼントが45%、出産祝いが10%を占めている。

 JupiterのアナリストであるRob Leathern氏は「オンライン購入者はまだオンラインショッピングの利用を始めていないか、ギフトを検討するためのリストを欲している段階なのだろう」と指摘。さらに「複数の流通経路を持ち、オンラインでの利用を促進したいと考えている小売り業者は、実店舗でもオンラインと同様、ギフトを登録できるようにする必要がある」と提言している。

 なお、Jupiterが10月31日に発表した予測によると、ホリデーシーズンのオンラインショッピング売上高は119億ドルに達し、前年に比べて11%増加する見込み。

(2001/11/8)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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