【コンテンツ配信】

CNIとNTT-ME、韓国地上波TVをインターネットで配信

■URL
http://www.golmtv.com/
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2001/nws011112.htm

 シーエヌアイ株式会社(CNI)と株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)は12日、韓国の地上波放送をほぼリアルタイムで視聴できるインターネット映像配信サービス「GoLMTV」を14日より開始すると発表した。視聴には、無料の専用ビューワー「LMTVプレーヤー」が必要となる(対応OSはWindows98以降)。利用料金は、WAKWAK会員が月額1,480円、WAKWAKビジター会員(WAKWAK以外のISP会員)が同1,580円。

 「GoLMTV」では、NTT-MEが持つCDN(コンテンツ配信ネットワーク)を利用して、首都圏や札幌、大阪、名古屋、博多など全国11ヶ所のキャッシュサーバーを設置する。CNIによると、今回配信されるのは韓国放送(KBS1、KBS2)、プサン放送(含むソウル放送)、インチョン放送と、24時間音楽専門ケーブル放送「m.net」および24時間ニュース専門ネット「YTN」の6チャンネルで、韓国地上波放送の8割以上をカバーする。番組のエンコードと配信は韓国通信社の子会社であるLyric Media社が担当し、韓国の地上波放送をそのままリアルタイムでエンコードして東京のCDNセンターサーバーに配信する。

 「LMTVプレーヤー」は、メイン画面と6チャンネル同時に視聴できるプレビュー画面で構成される。プレーヤー起動時やチャンネル切り替え時に15~20秒程度バッファリング時間が必要なほかは、VHS画質の動画が再生される(推奨帯域300kbps以上)。

 CNIの鈴木修一代表取締役社長は、「スカパーなどで放送されている韓国TVは、さまざまな番組を編集したタイプのもので、ニュースなどを同時刻にみることができない」と語り、将来的にはワールドカップサッカーの韓国開催ゲームなどの配信を行ないたいと語った。また、NTT-MEの金田哲也第4マーケティング本部長は、「放送メディアに乗せるにはニッチ過ぎるニーズに答えられる」とし、また12月に発売されるセットトップボックス「わくわくステーションII-D」に「LMTVプレーヤー」を組み込む予定だと述べた。

鈴木修一
CNI 代表取締役社長
金田哲也
第4マーケティング本部長
わくわくステーションII-D

(2001/11/12)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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