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既設の電話線を使った家庭用ネットワークの標準化団体「Home Phoneline Networking Alliance」(HomePNA)は12日、新版の仕様「HomePNA 3.0」に対する要求書「market requirements document」(MRD)を参加企業133社に披露したと発表した。
新版では、ブロードバンドコンテンツや音声利用、多数のPCでのファイルやアプリケーションの共有に対応するよう、データ伝送速度を従来版の10Mbpsから100Mbpsへと高速化する。また、「VoIP」などに対応するデジタル音声サービス用プロトコル「Voice-over-HomePNA」(VoHPNA)が組み込まれる。
バージョン3.0のMRDは、参加企業がHomePNAに仕様を提案するための基準となる。HomePNAの技術委員会は提案仕様を検討した後、最終版をリリースする。最終版がリリースされると、HomePNA 3.0仕様はPCやネットワークインターフェイスカード、家庭用ゲートウェイ、ブロードバンド対応モデム、プリンター、マルチメディア端末、TVやDVDなどの家電機器に組み込まれることになる。
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(2001/11/13)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]