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■URL
http://www.iodata.co.jp/news_rel/200111/01_PR019.htm
「SafetyWeb」の外観。フロントパネルの左下に鍵をさす部分がある |
株式会社アイ・オー・データ機器(以下、IOデータ)は、物理的に鍵を掛けることでハードディスクへの書き込みを防止するWebサーバー「SafetyWeb」を開発し、2002年1月より、関西電機が販売元となり発売を開始する。価格は44万8,000円で、年間出荷500台を目指す。
SafetyWebは、昨今のWebサーバーに対する改ざん事件を受けて、ソフトウェアによる書き込み権限へのセキュリティー強化ではなく、ハードウェアによりWebサーバーの書き込み権限を制限しようというコンセプト「Secure Disk Protection」に基づき開発された。
具体的には、SafetyWebのフロントパネルに鍵穴を用意し、管理者が鍵をかけることによりハードディスクへの書き込みを一切禁止する。鍵が掛かった状態では、ハードディスクは「読み取り専用・書込み禁止」の状態となっているので、外部侵入や内部からの不正侵入は一切不可能になるという。しかし、書き込み制限をしているので、内部からのWebの更新も不可能となる。更新が必要な場合は、管理者によって鍵を解除しなければならない。
IOデータによると「鍵を掛けて書き込み制限を行なうことによって、WebサーバーのOSの設定による書き込み権限の制限など、煩雑な設定は不要となる。しかし、随時更新が必要な企業には不向きだ。この製品は、更新担当者が1人で作業を行なうような、比較的規模の小さい企業向けとなっている」と語った。
(2001/11/15)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]