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eNetシリーズ(参考イメージ)
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ALSIでは教育市場向けに低価格で多機能なオールインワンサーバー「eNetStar」を提供中で、すでに約300台を出荷している。この展開のなか、学校側からのセキュリティやフィルタリング、eラーニングといった機能へのニーズが高まってきたため、こうした機能に特化したアプライアンス(用途を特定してソフト・ハードを組み合わせ、パッケージ化した製品)サーバーを「eNet」シリーズとして発表した形だ。
「eNet」シリーズはインターネットセキュリティサーバーの「eNetStar SE」、コミュニケーション・ファイルサーバーの「eNetAle」、eラーニング教材サーバーの「eNetLibe」からなり、それぞれWebブラウザーから簡単に設定できる。「eNetStar SE」は有害コンテンツのフィルタリングとウィルス対策、ファイヤウォール機能を持ち、価格は25ユーザー/1年契約で69万6,000円~。「eNetAle」は掲示板・チャット機能の提供や、書き込み上での誹謗中傷や有害ワードの規制・排除の機能を持つほか、インターネット利用授業に適したWebサイトリンク集(約3,000件)も提供する。価格は25ユーザー/1年契約で92万9,000円~。「eNetLibe」はWeb対応のeラーニング教材の作成・配信を可能にするもので、価格は66万8,000円~となる。発売時期は「eNetStar SE」と「eNetLibe」の高校・大学版が2002年3月から、「eNetAle」と「eNetLibe」の小中版が2002年6月からとなる。
ALSIではこの3製品で初年度計500台・約6億円の売上げを目標としている。また2002年6月からは「eNet」シリーズ向けのリモートメンテナンスを開始し、パッチ導入などをサポートする予定だ。
(2001/11/19)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]