【裁判】

米SONICblue、米3大ネットとの著作権侵害訴訟で徹底抗戦の構え

■URL
http://www.sonicblue.com/
http://www.fenwick.com/

 米SONICblueは19日、同社のパーソナルTV製品「ReplayTV 4000」に対し、米3大ネットなどが著作権侵害で訴えている訴訟に関して、弁護団としてカリフォルニア州サンフランシスコやパロアルト、Washington D.C.に事務所を構える米Fenwick & West LLPと契約したと発表した。

 この訴訟は10月末、米3大ネットのABC、CBS、NBCおよび各社の親会社がSONICblueに対して起こしたもの。原告側は「ReplayTV 4000」が備えている、CMを自動スキップする機能「CommercialAdvance」と、録画した番組をインターネット経由で他のユーザーに送れる機能「SendShow」が、著作権侵害に当たると訴えている。

 SONICblueは、これらの機能は著作権侵害に当たらず、ユーザーに楽しみを与えているに過ぎないと主張。弁護団として契約したFenwick & West LLPのLaurence Pulgram氏は「この訴訟は、消費者にとって非常に重要なものだ」とし、「TVを視聴するのに便利な機能を禁止するかどうかを決定する訴訟だ」と説明。

 さらに、かつての家庭用ビデオ録画機に対する訴訟を例に挙げ、「1984年には、ソニーのベータマックスに対して、TV番組を録画して別の時間に視聴できることを保証する決定を最高裁が下した。3大ネットは、CMを自動スキップする機能や他のユーザーに送る機能が著作権侵害に当たると主張し、17年後にその決定を取り消そうとしている」と原告側を厳しく非難している。

(2001/11/19)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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