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■URL
http://www.ftc.gov/opa/2001/11/webwarn.htm
米連邦取引委員会(FTC)は19日、炭疽菌などの治療薬として、何の科学的根拠もなく、オレガノオイルや亜鉛入りミネラル水を販売したとして、40のWebサイト運営者に対し、それら商品のオンライン販売を中止するよう警告したと発表した。
これらの、「炭疽菌や天然痘などによる病気の予防や治療に効果がある」と勧めていたサイトに対し、FTCは直ちに情報を削除するよう電子メールで通告した。今後、FTCの職員がサイトを再訪し、修正されているかどうかを確認する予定だが、サイト運営者がこのような情報の掲載を続けているようなら、FTC法違反で提訴する可能性もあるとしている。
FTCは現在、米食品医薬品局(FDA)や30州の検事総長、カリフォルニア公共医療局などと協力し、詐欺的なオンライン販売サイトの情報を集めている。特に、炭疽菌などの生物兵器や化学兵器に対して保護、検出、防御、治療に役立つと称している商品に焦点を絞っている。また、これまでに生物テロ関連の商品を販売している200以上のサイトを発見しており、さらなるサイトの調査を続けている。
FTC消費者保護局のHoward Beales局長は「このようなマーケティングは、致死性の生物・化学兵器にさらされる危険性を心配している人々を標的としている。インターネットで販売されている自己治療薬には何の科学的根拠もない」と、ユーザーに注意を呼びかけている。
(2001/11/21)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]