【調査結果】

ノーベル賞受賞者たちが今後20年間のインターネットの役割を予測

■URL
http://www.cisco.com/nobel/survey/docs/pressrelease-us.pdf

 ノーベル賞受賞者への「今後20年間にインターネットがもたらすものは?」という質問に対する回答をまとめた調査結果が発表された。同調査は、100回目のノーベル賞受賞を記念したもので、米Cisco Systemsの委託を受け、米Princeton Survey Research Associates (PSRA)が実施した。

 同調査によると、ノーベル賞受賞者の69%はインターネットによって「研究の完成が早まった」と考えており、93%は「図書館や情報、教師達へのアクセスを改善させる」と信じている。また、82%は「インターネットが技術革新を加速する」と予測しており、72%は「世界の生活水準を高めるために大きな役割を果たす」と信じている。

 受賞者達の関心が最も高いのは教育分野。受賞者の92%は、不十分な教育機会や無教育が、人類が直面する最も深刻な問題と見なしている。しかし、87%は、インターネットが将来的に教育を改善するために良い影響を与えると考えており、74%は2020年までには仮想教室を通じて学生により多くの学習機会を提供できると見ている。

 また、教育分野と技術革新以外で、受賞者の関心が高いのはインターネットが生活に及ぼす影響で、72%が「インターネットが発展途上国でより多くの経済的機会を提供することで、生活水準の向上に大きな役割を果たす」と信じている。また、93%は「他国の人々とのコミュニケーション向上」、76%は「国や文化の異なる人々との境界をなくすのにインターネットが大きな役割を果たす」と考えている。

(2001/11/21)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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