【実証実験】

NEC・日立・松下など4社、家庭内の情報化に向けた実証実験を開始

■URL
http://www.nec.co.jp/press/ja/0111/2701.html

 日本電気株式会社(NEC)、株式会社日立製作所、松下電送システム株式会社、および株式会社大林組は、12月1日よりPCや情報家電を接続してデジタル映像などの伝送を行なう「ホームネットワーク」の実証実験を開始する。これは、通信・放送機構から受注した実験で、モニターには、東京・墨田区の高層マンション「リバーサイド墨田」居住者や、開発に関わっている社員宅など約30戸が参加し、試験期間は1年間の予定。

 この実験では、デジタル動画などを含む各種データ伝送方式とホームネットワーク機器の開発や、ホームネットワーク上の機器をコントロールするソフトの開発を行なう。これら装置をモニター家庭で実際に利用することで、ホームネットワークの信頼性、機器の相互接続性、ソフトやサービスの使いやすさの検証する。

 モニター家庭には、最新のPCや情報家電が貸与されるほか、インターネットへの入り口となる情報分電盤を設置する。情報分電盤では、ADSLモデムや無線LAN対応ルーター(IEEE802.11b)、IEEE1394-イーサネットブリッジ/ハブが相互接続される。無線LANネットワークには、ノートPCや情報家電などが、1394ネットワークにはD-VHSデッキやBSデジタル放送を受信するセットトップボックス、デジタルビデオカメラなどが接続される。これら映像関連機器は、ネットワーク制御ソフトによりPCから制御可能で、ディスプレイ上でビデオの映像を再生したり、録画設定を行なえる。NECによると、居間でTVを視聴しながら、書斎や寝室のPCからビデオデッキに蓄積された映像を再生するといった使い方が考えられるとしている。

(2001/11/27)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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