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■URL
http://www.opentv.com/company/news/press-releases/2001/11272001.html
双方向TVソリューション開発の米OpenTVは27日、ケーブルTV会社の株式会社ジュピターテレコム(J-COM Broadband)と提携し、国内初となる商用双方向デジタルTV「iTV」サービス開発に向けた技術協議を開始すると発表した。米OpenTVは13日、松下電器産業との技術提携を発表しており、日本市場に向けた提携は2社目となる。
OpenTVとJ-COMは共同で、OpenTVの技術を組み込んだセット・トップ・ボックス(STB)を利用し、J-COMのケーブル網を通じて、オンデマンドのニュースや天気予報、オンラインショッピング、ゲーム、映画などの番組を配信するiTVサービスを開発する。
このサービスは、OpenTVの最新技術仕様に対応するだけでなく、通信・放送分野における電波利用の標準化団体である電波産業会(ARIB)の要求や、デジタル放送向けのスクリプト言語「BML」に対応する。OpenTVによると、同社はBML対応製品を提供している唯一の双方向TV会社だという。
J-COMとの提携について、OpenTVのアジア太平洋事業部門を統括するJeff Brown氏は「ジュピターテレコムが当社と双方向サービスの開発に着手したという事実は、地域の業界が当社の技術的な競争優位性だけではなく、完全なiTVソリューションを提供するという独自価値を認めているためと確信している」とアピール。さらに、「ARIBの要求やBMLに対応し、日本のブロードバンド市場に着実に取り組んでいきたい」と語った。
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(2001/11/28)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]