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■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0111/011130a.html
説明を行なう 成宮 憲一 NTT東日本技術部門長 |
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)と協力し、NTT東日本が提供している「フレッツ・ADSL」と、各メーカーが提供しているADSLモデムとの接続性を試験できる環境を、12月中旬より提供開始する。
今回の試験環境の構築は、今年の春頃より各ADSLモデムメーカーから出されていた要望に応えるもの。NTT-ATが試験環境を構築し、12月20日より受け付けを開始する。試験費用は、モデム1機種につき約140万円、モデムのファームウェア変更やバージョンアップに伴い再試験が必要になった場合は、約15万円にて受け付ける。また、今回試験環境を受け付けるのは、「フレッツ・ADSL1.5Mタイプ(G.lite ANNEX C方式)」についてだ。「フレッツ・ADSL8Mタイプ(G.dmt ANNEX C方式)」については、現在準備中で、2002年初旬頃には提供可能の予定だという。
試験の内容は、ADSLの伝送レイヤおよび上位レイヤやPPPoEなどについて、フレッツADSLとモデムの相互接続性に関して確認を行なう。確認試験後、NTT側で合否判定し、合格した場合はメーカー側が「フレッツ・ADSL対応」と表示することが可能となる。また、判定で不合格だった場合は、NTTがどの部分が問題であったかなどの助言を行なうという。
NTTは、「今回の試験環境の提供により、ユーザーはそのモデムがフレッツに対応しているかどうかを分かってから購入することが可能になる。さらにメーカーがフレッツ対応モデムを販売することにより、ユーザーの安心感などにも繋がり、ADSL普及が加速されるのではないだろうか」と語った。
(2001/11/30)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]