【新製品】

米Cordant、IMの記録をアーカイブする大企業向けプラットフォームを発表

■URL
http://www.cordant.com/index.html

 米Cordantは10日、企業がインスタント・メッセンジャー(IM)を顧客サービス部門で導入しやすくするための製品「IMScribe」を発表した。

 IMScribeは、Microsoft Exchange Instant Messagingプラットフォームに対応したソフトウェアで、IMで行なわれる通信を記録してアーカイブしたり、第三者が閲覧したり監視したりできる機能を提供する。Cordantでは、この機能が大企業、特に米国証券取引委員会(SEC)が顧客との通信を6年間保存するように求めている金融サービス業界で大きな需要があると考えている。

 この新製品について市場調査会社Osterman ResearchのMichael D. Osterman氏は「大企業向けのCordantの製品は大企業の顧客サービス業界に重大なインパクトを与える可能性がある。これはカスタマーサービスのコストを削減し、エンドユーザーへのカスタマーサービス体験を向上させる可能性を持つものだ」とコメントした。

 Cordantの創業者であるSonu Aggarwal氏は企業向けIMに関するいくつかの特許を持っており、同氏が開発した製品はMicrosoftに買収され、Microsoft ExchangeのIM技術の基盤となった。

(2001/12/11)

[Reported by taiga@scientist.com]


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