【調査結果】

米国家庭のブロードバンド利用者が2,100万人と過去最高に~米調査

■URL
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_011211.pdf

 米Nielsen//NetRatingsは11日、米国家庭におけるブロードバンド利用者が11月に2,100万人に達し、過去最高を記録したとの調査報告を発表した。アクティブなインターネット利用者1億600万人のうち、ブロードバンド利用者の割合が20%を占めている。

 ブロードバンド利用者の成長率は、アクティブなインターネット利用者全体の成長率を上回っている。ブロードバンド利用者は昨年11月に比べて90%も増加しているが、アクティブなインターネット利用者の成長率は11%にとどまっている。これに伴って、ブロードバンド利用者の割合が上昇しており、昨年11月の12%から今年11月には20%となっている。

 この調査結果について、NetRatingsの主席アナリストを務めるT.S. Kelly氏は「ネットサーファーは、より迅速にインターネットへアクセスしたり、高速にダウンロードするために、高速接続を求めている。ブロードバンド利用者はナローバンド利用者に比べて、インターネットへのアクセス回数や接続時間、オンラインでショッピングする回数が多い傾向にある」と指摘している。

 また、家庭におけるストリーミングメディア利用者は今年11月、ブロードバンド利用者では前年に比べて94%も増加した。全体では、ストリーミングメディア利用者は前年の3,440万人から4,070万人へと18%増加した。ストリーミングメディア利用者全体に対するブロードバンド利用者の割合も増加を続けており、前年の19%から今年には31%へと上昇した。

 一方、ナローバンド利用者がストリーミングメディア利用者に占める割合は減少している。昨年11月にはその割合は81%だったが、今年11月には69%へと減少した。NetRatingsのKelly氏は「ブロードバンドは、ストリーミングメディアの主な牽引役となっており、ブロードバンド利用者のうち5人に3人がオンラインで音声や動画にアクセスしている」とコメントした。

(2001/12/12)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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