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■URL
http://press.aboutfreeserve.com/
英ISP大手のFreeserveは19日、英政府に対し欧州連合(EU)が合意した、EU加盟国以外のインターネット企業から付加価値税を課税するという指令を英国の法律に早急に取り入れるよう要求した。現在、EU以外のインターネット企業は付加価値税の課税を免除されているが、この支払いを義務づけることで、EU企業との競争条件を等しくしようというものだ。
これが英国で成立すれば、例えば英AOLから17.5%の付加価値税を徴収できるようになる。現在Freeserveは、インターネットを無制限に利用できるサービスで付加価値税を含めて月額12.99ポンドの利用料金を徴収しているが、英AOLの利用料金は付加価値税なしで月額14.99ポンドとなっている。
この指令は、最近開かれた欧州連合の蔵相会議で合意したもの。同指令では、EU加盟国以外の企業にも、企業が所在する国の標準税率で付加価値税を登録して納税することを義務づけている。
EU加盟国は、2002年2月に開催予定の蔵相会議で同指令に署名する予定。また、2002年1月に開催する会合で、EU加盟国が同指令を各国の法律に取り入れなければならない最終日時を決定する予定だ。
(2001/12/20)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]