【教育】

NTT東日本、教育用コンテンツ検索システム「まっち」を開発

■URL
http://www.match.wnn.or.jp/

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は小学校から高校までの教育現場での利用を目的としたコンテンツ検索システム「まっち」を開発したと発表した。

 「まっち」は、情報処理振興事業協会(IPA)が推進する「学校向けコンテンツ作成ツール開発事業」の中で世界的に標準化が検討されている規格「LOM(Learning Object Metadata)」の日本語版を採用した検索システム。教育コンテンツの相互互換性を高めることができる。

 LOMは、教育用コンテンツに付随させるタグ情報。タイトル、内容説明、キーワード(フリーワード検索に使用)、学習指導要領に基づいたカテゴリー情報などをコンテンツに付随させることができる。LOMの情報はXML形式で「まっち」のサーバーに蓄積され、コンテンツは制作者などのサーバーに収められる。ユーザーは、キーワードを入力すると分散されたサーバーに蓄積されているコンテンツを一度に利用することができる。また、LOMには二次使用や加工の許諾などの著作権情報も含まれており、研究発表などに流用することも考えられている。

 なお、「まっち」を利用するには、アカウントの取得が必要。各IDには学年の情報が入っており、ログイン以降のページはそれぞれの学年に合わせた内容になっている。また、教員用のページも用意されている。現在「まっち」には、IPA、コンピュータ教育開発センター、文部科学省が作成したコンテンツが提供されているという。

小学生用のメニュー。アイコンやひらがなが多用されている

教員用のメニュー。細かい検索条件を指定できる。

 

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(2001/12/21)

[Reported by adachi@impress.co.jp]


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